日本人は意外と知らない!? クリスマスカード 事情
クリスマスが近づくと、雑貨店や文具店などに、クリスマスカード が並びますよね。クリスマスカードって正式にいつまでに出すのか、日本で暮らす私たちにとっては、とても曖昧ですよね。Yuki先生もアメリカのクリスマスを経験するまでは、ぼんやりとしか分かっていませんでした。でも今は日本にいて海外の人とやり取りするのは珍しくない時代。 特に佐世保では、米軍基地で働くアメリカ人と親交のある人も多いですよね。そこで今回は「マナー編」と題して、 アメリカの場合を例としたクリスマスカード事情をお届けします。
<目次>
クリスマスカードは日本でいう年賀状
クリスマスカードを送る時期は?
クリスマスカードはオワコン?
メールで送る場合は、いつ送るの?
Merry Christmas はNG?
相手が喪中の場合はどうするの?
クリスマスカード は日本でいう年賀状
日本人にとってクリスマスカードといえば、クリスマスプレゼントに添えるものというイメージでしょうか。英語圏でのクリスマスカードは、日本の年賀状によく例えられます。家族や友人、お世話になった人や仕事の取引先に送る、かなり大がかりなイベントなんです。アメリカの場合、Thanksgiving Day(感謝祭=11月の第4木曜日)を皮切りに本格的なクリスマスシーズンがスタートします。 感謝祭が終わると、クリスマスツリーを飾ったり、クリスマスカードを送ったりと、準備が始まるんです。
クリスマスカード を送る時期は?
クリスマスカードは、日本で言う年賀状ですが、日本のように12月25日頃までに出せば1月1日に届くという郵便サービスはありません。そのためアメリカでは感謝祭が終わった11月末から順次届くように送ります。また、届いたクリスマスカードを壁に飾って楽しむ文化があるので、早めのほうが喜ばれます。12月上旬から中旬までに着くようにするのがベスト。アメリカに送る場合、日本郵便のHPによると長崎県からアメリカの主要都市まで「航空便で7~11日」とのこと。12月は海外の郵便サービスが混み合いますし、コロナの影響による遅延も考えられるので、海外へ送る場合はお早めに!
*しまった! クリスマスに間に合わないかもしれない!と思った時の対処法
文面を、Wishing you a wonderful holiday season. など、holiday season を使うのがオススメ! 英語圏のholiday season (休暇シーズン)は年末までです。
クリスマスカード はオワコン?
メールや、SNSのメッセージでのやりとりが主流になった時代でも、欧米ではクリスマスカードの文化が色濃く残っています。クリスマスツリーや電飾に加えて、クリスマスカードを部屋に飾る文化があるので、心を込めたカードを送ると、大変喜んでもらえますよ。Yuki先生が過ごしたアメリカの職場でも、届いたカードをオフィスの壁に貼っていました。外国人の方へ送る場合は、日本的なデザインのものも、いいかもしれませんね。
Merry Christmas はNG?
近年では、キリスト教以外の人々に配慮して Merry Christmas を使わない風潮が強くなっています。特にアメリカでは、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教などいろんな宗教の方がいるため、特にその傾向があります。一番無難なのはHappy Holidays(幸せな休暇を!) という表現! そしてSeason’s greetings! (季節の挨拶を申し上げます)もよく使われます。
ただし、相手がキリスト教だと分かっている場合には、 Merry Christmas でまったく問題ありません。
相手が喪中の場合はどうするの?
年賀状のように、自分や相手が喪中の場合の決まりはありません。相手が喪中の場合も、クリスマスメッセージは送っても問題ありませんが、控えめなデザインのものにして、相手を気遣う文章を添えると、よいでしょう。
メールで送る場合は、いつ送るの?
いまだにカードが主流のようですが、メールでクリスマスメッセージを送るパターンも増えてきているようです。ビジネスの場合、Yuki先生の記憶だと、クリスマス休暇に入るタイミングで、「休暇のお知らせ+クリスマスメッセージ」を送るパターンが多かった気がします。日本ではクリスマス休暇はないため、そういったメールをいただいたら、お返しのメッセージを送ったり、クリスマスの近くから当日に送るメールに、季節の挨拶を添えるのがいいのではと思います。メールの署名でホリデーモードを演出するのも良いかもしれませんね。
いかがでしたか? クリスマスカードのマナーって、海外に行ったり、外国人の知り合いが出来て初めてハッと気づくことが多いんです。これから英語圏への留学を考えている人は行く前に知っておくと、何かと役立つと思います。